岩盤浴もサウナもどちらも美容に良さそうなイメージがありますね。しかし両者の違いを知っている方はそう多くはないのかもしれません。今回は岩盤浴とサウナの違いについて、調べてみました。
岩盤浴とサウナの違い(1)温度
岩盤浴の温度は一般的に40~50℃程度で、サウナは80~100℃となっています。サウナはとにかく暑いのが特徴的です。一気に体温を上げ、汗が出るのがサウナです。それに対して岩盤浴は少し蒸し暑い程度です。そのため、暑いのが苦手な方でも大丈夫なのですね。
サウナは慣れていないと脱水症状を起こしやすいです。体力も使うので、初心者の方はまずは岩盤浴から試してみるのが良いでしょう。また高齢者の方も岩盤浴の方が気持ち良く利用することができると思います。
岩盤浴とサウナの違い(2)汗の質
岩盤浴もサウナもどちらも汗をかきます。しかしその汗の質が違うのですね。サウナでかく汗は汗腺から出てくる汗です。一方、岩盤浴でかく汗は皮脂腺から出てくる汗です。サウナはスポーツの後などにかく汗を一緒なのですね。岩盤浴で出る汗は日常生活ではかきにくい汗です。
岩盤浴は温度が低く、じわじわと体が温まり汗をかくので、皮脂腺が開きやすくなります。汗腺から出る汗はべとべとするような汗です。皮脂腺から出る汗はさらさらとした汗です。サウナでは毛穴の汚れを流して肌を綺麗にするような効果があり、岩盤浴は酸化された古い脂や老廃物等を排出するような働きがあります。
岩盤浴にはデトックス効果があると言われるのは、このためですね。サウナでかく汗も、岩盤浴でかく汗もどちらも健康にとって良いものです。
岩盤浴とサウナは目的別に選ぼう!
岩盤浴にはデトックス効果だけでなく、リラックス効果もあります。さらに疲労回復の効果も期待することができます。ゆったりとした気分で、ぽかぽかと体が温まるので、このような効果があるのですね。
それに対してサウナは毛穴が開いて、不要なものが排出される働きがあるので、美肌効果が高いのが特徴的です。細胞の働きも活発となり、血流も良くなります。健康面においても、サウナはとても良いものですね。
温度が高いのがサウナ、低めなのが岩盤浴なので、その日の体調などに合わせて岩盤浴にするか、サウナにするか選ぶようにしましょう。
岩盤浴とサウナ、ダイエットはどちらがおすすめ?
岩盤浴とサウナにはダイエット効果も期待できそうですよね。しかし結論から述べれば、両者にダイエット効果はそこまでありません。汗を大量にかくので、痩せるように感じるのですが、汗をかくことがイコールダイエットではないのですね。
汗が出るので、体重は一時的に減ります。しかしまた水分を摂取すればその体重は元に戻ります。ダイエットは体内の脂肪を減らすことが大切です。岩盤浴とサウナには、脂肪を減らす効果は残念ながらないのですね。
ただ代謝が上がりやすくなるので、太りにくい体作りにはおすすめです。直接ダイエットができなくても、ダイエットが成功しやすい体作りをサポートしてくれるでしょう。
まとめ:岩盤浴とサウナの違いとは?
・岩盤浴の温度は40~50℃、サウナの温度は80~100℃
・初心者は岩盤浴の方がおすすめ
・岩盤浴は皮脂腺から、サウナは汗腺から汗がでる
・岩盤浴はリラックス効果が、サウナは美肌効果が高い
・ダイエット効果は両者なし
・しかし代謝が上がるので、ダイエット中の人にもおすすめ
このように今回は岩盤浴とサウナの違いについて、まとめてみました。どちらも汗をかくのは共通ですが、その質が違いました。目的に合わせて、どちらも上手に利用してみてくださいね。どちらも健康に良いものですので、おすすめです。
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