基礎代謝が上がると、痩せやすい体になるということはご存知の方も多いでしょう。しかしなぜ私たちの基礎代謝は悪化してしまうのでしょうか?今回は基礎代謝の悪化の原因について、調べてみました。
基礎代謝悪化の原因(1)加齢
人間は20歳を境として、基礎代謝がどんどん下がっていきます。これは加齢によるものなので、仕方ないことなのですね。例えば17歳の1日の平均基礎代謝量は1,300kcalであるのに対し、20代になれば1,210kcalとなり、30代になれば1,170kcalと少しずつ減っていきます。
つまりこれまでと同じ食事を摂っていれば、基礎代謝量が下がっているので、どうしても太りやすくなります。それが年齢を重ねるうちに痩せにくくなり、太りやすくなる原因です。
基礎代謝悪化の原因(2)筋肉の衰え
筋肉量が増えれば、基礎代謝がアップします。逆に筋肉量が減れば、基礎代謝量は減少するのですね。筋肉量が多い人より、少ない人の方が基礎代謝量は少ないです。筋トレをすることが体重の減少に直接繋がるわけではないのですが、基礎代謝がアップするので、痩せやすい体を作ることができます。
基礎代謝悪化の原因(3)ダイエット
痩せたい時に食事を抜いたり、過度な食事制限をするダイエットをする方がいます。しかしそうしたことをすると、少しのエネルギーで生命維持ができるようにと体が反応して、基礎代謝量が減ることがあります。
食事を抜いたり、食事制限をすれば、一時的に体重を減らすことはできます。ただ結果的にリバウンドをしやすくなったり、基礎代謝量が減っているので、痩せにくい体になることが分かっています。
基礎代謝悪化の原因(4)睡眠不足
「眠らない方が痩せる」という噂がありますが、睡眠中には「成長ホルモン」が分泌されます。その「成長ホルモン」は代謝の機能を高めてくれて、脂肪を燃焼させてくれるようなダイエット中の強い味方です。
「成長ホルモン」は脂肪を分解して、筋肉の修復もしてくれます。睡眠不足になると、この「成長ホルモン」がうまく分泌されないので、基礎代謝悪化の原因となり兼ねません。
基礎代謝量を上げる方法とは?
基礎代謝は人間が使うエネルギーの大半を占めます。1日に消費するカロリーの6割から7割程度が基礎代謝が占めているのですね。つまり、基礎代謝量を上げることが、ダイエットにとても効果的だということが分かります。
基礎代謝を高めるために最も効果的なのが、太ももや腹筋や背筋などの大きな筋肉を鍛えることです。激しいトレーニングをしなくても大丈夫なので、軽い筋トレをしてみましょう。またそれに加えて、有酸素運動も繰り返し行うことがおすすめです。
運動後2時間以内にプロテインなどを飲むと、筋肉がつきやすくなります。食事の量を減らすとどうしても基礎代謝が落ちるので、食事の量は減らすことなく、質を変えてみましょう。タンパク質中心の食事にシフトし、それに筋トレを組み合わせるのが、最近のダイエットの主流となっています。
まとめ:基礎代謝悪化の原因とは?
・年齢が上がると基礎代謝が下がる
・筋肉量が減ると基礎代謝量も減る
・ダイエットとして食事を抜いたりすると基礎代謝悪化の原因となる
・睡眠不足も基礎代謝低下の原因となる
・基礎代謝を上げるために軽い筋トレがおすすめ
このように今回は基礎代謝がなぜ悪化してしまうのか、その原因について調べてみました。様々な原因がありますが、加齢以外は自分でコントロールすることができます。筋力アップのために筋トレをしてみたり、ダイエットのためだからといって、無理な食事制限はしないようにしてみましょう。
基礎代謝はすぐに簡単に上がるものではありませんが、日常生活に気を付けてみて、是非基礎代謝が上がるように工夫してみてくださいね。
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