最近はハイブリッド車も増えてきていますが、バッテリーを使う車はまだまだ多いですね。そもそもバッテリー上がりはなぜ起こってしまうのでしょうか?またバッテリー上がりが起こりやすい状況はあるのか、調べてみました。
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バッテリーの放電について
バッテリーのメーカーの保障期間は約2~3年となっています。ただ普段からあまり乗らない車の場合、それより短いサイクルにて交換する必要があります。
なぜかというと、バッテリーはエンジンがかかっている時の余剰電力を利用して、自動で電気がチャージされます。しかし逆を言えば、バッテリーはエンジンがかかっていない時には充電されません。「自然放電」となり、何もしなくても充電が減っていきます。
よくバッテリー上がりがありますが、それの原因はこの「自然放電」によるものです。バッテリーは自然放電が進み、バッテリーの中の電力がなくなると、どんどん劣化をしていきます。場合によっては、一度の完全放電により、バッテリーが使用できなくなることもあります。
このような場合は、メーカーの保障が効かないので、基本的に自分でバッテリーを交換する必要があります。1年に10回程度しか車に乗らない人の場合、3~6ヶ月に1回、バッテリーの自然放電によりバッテリー上がりが起こり、1年に2回程度、バッテリーの交換を行っていた人もいるそうです。
バッテリーが放電を起こす状況とは?
・普段からあまり車に乗らなかったり、長時間車を使用しない時
・ライト点灯に気付かず、放置してしまった時
・前日に夜間走行をして、渋滞走行が多かった時
・エンジンを停止した状態にて、電気負荷を多く使用した時
・シビアコンディションで使用した時
このような状態だと、バッテリーが放電を起こしやすくなります。車を普段からあまり乗らない人は、特に注意するようにしましょう。またライト点灯にもしっかり気づいて、消灯を必ずするようにしましょう。
バッテリーの寿命が短くなる状況とは?
・たまにしか自動車を運転せず、走行距離が短い
・雨天時のみ車を使用する時
・消費電力の大きい電装品を装着する時
・高温下で多く使用する時
・シビアコンディションで使用する時
バッテリーの寿命が短くなる時は、このような時です。やはり自動車をたまにしか運転しない場合はバッテリーの寿命が短くなるので、注意しましょう。また雨天時のみ、車を利用する方もバッテリーの寿命が短くなりやすいです。
バッテリー上がりが起こった時の処置
- ブースターケーブルによる救援をする。
- 充電器で充電する。
この2点だけ、バッテリー上がりの時は覚えておきましょう。
バッテリー上がりを起こしにくくする方法
・定期的に自動車を走行させること
・充電器で定期的に充電をすること
・充電をしても回復しない場合、交換をすること
是非、お試しになってみてくださいね。
バッテリーの放電とバッテリー上がりについて
・バッテリーのメーカー保障期間は2~3年程度
・バッテリー上がりの原因は「自然放電」
・普段からあまり車に乗らないとバッテリーが放電を起こしやすくなる
・たまにしか車に乗らない場合、バッテリーの寿命も短くなる
・バッテリー上がりを起こしにくくする方法は、定期的に車に乗ること
バッテリー上がりが起こると困る人も多いので、できればバッテリー上がりが起こらないようにしたいですね。そのためには、なるべくこまめに自動車を走行させることがおすすめです。普段からあまり車に乗らない場合、気を付けましょう。
ただバッテリー上がりがもし起こっても、正しい知識があれば、冷静に対処できるはずです。バッテリー上がりは気温が下がりやすい冬に、特に起こりやすいので、注意してくださいね。
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