読書の秋となり、本を沢山読まれている方も多いのではないでしょうか?読書は素敵な趣味ですね。ただ本が好きな人が一度は経験したことがあるかもしれないのが、ノド割れです。本がノド割れをしてしまうと、とても困りますね。その修理方法はあるのでしょうか?今回はノド割れの修理方法について、まとめてみました。
そもそも本のノド割れとは?
一般的な本が綴じてある側を「ノド」といいます。一般的な本の場合、表紙を上にすると、右側が綴じられています。その右側を「ノド」というのですね。
製本用のボンドなどで固定してあるので、軽く開ける場合、勝手に本は閉じます。紙がバラバラになることもありません。
製本方法にもよるのですが、これを無理に大きく開こうとすると、のりの部分が剥がれやすくなります。紙がバラバラにならないにしろ、開きっぱなしとなり割れてしまうことがあるのですね。この状態が「ノド割れ」です。
コピーする時に本を開いたままにすると、ノド割れになりやすいです。また本を開いた状態で机に置こうとして、強く押さえつけてしまう場合もノド割れになりやすいでしょう。本自体が分解されなくても、ノドの部分が開いてしまう状態が「ノド割れ」といいます。
本のノド割れの修理の方法とは?
- 割れている部分に筆でボンドのりをつけます。
- のりを入れた部分にクッキングシートなどをはさみます。紙をはさむことによって、のりがはみ出すことなく、適正な位置で装着することができます。
- 見返しをしっかりとノドにつけます。
- のりを入れたページにクッキングシートをはさみます。
- 裏表紙、もしくは表表紙の溝に編み棒を入れて、クリップではさみ、半日以上乾かします。
- ボンドのりが乾いていれば、完成です。
ノド割れをしている本は、反対側もノド割れ寸前な場合が多いです。見返しがはずれている部分にボンドのりをつけた長めの竹串を、差し込みましょう。均一にボンドのりがつくように、反対側からも差し込みます。
本のノド割れの修理方法の注意点
のりを適正な部分につけることがとても大切です。のりがはみ出して、接着してしまった場合、ページが引っ張られてしまうことがあります。のりのつける範囲を正確に把握して、適正な部分にのみ、のりをつけるようにしましょう。
クッキングシートをはさむのも少し手間かもしれません。しかしこのひと手間があるだけで、のりをはみ出さず、正しい位置にはることができます。必ずクッキングシートもはさむようにしましょう。
図書館で借りた本がノド割れした場合って?
古い本を図書館で借りた場合、ノド割れしてしまうことがあります。この時の正しい方法としては、ページが抜け落ちないように注意して、返却の際にカウンターで図書館の方に伝えることです。
自分で勝手に修理をするのはよくありません。図書館で修理してくれますので、ページが欠落しないようにだけ、注意しましょう。
本のノド割れの修理について
・ノド割れとは、本が開きっぱなしとなり割れてしまう状態のこと
・修理にはボンドのりを使用する
・修理の場合、のりを入れた部分にクッキングシートをはさむことが大切
・のりは適正な位置にしっかりと塗って、修理をする
・図書館で借りた本がノド割れした場合、勝手に修理をするのはNG
このように今回は本のノド割れの修理方法を中心にお伝えしました。大切な本なら、ノド割れをしてしまっても、修理をしてまた読み返したいですね。修理の方法はそこまで難しいわけではありません。最初は慣れていないので、苦戦するかもしれません。作業はとにかく丁寧に行うようにしましょう。
図書館で借りた本がノド割れすると、パニックになるかもしれません。しかしページが欠落しないことだけ気を付けて、カウンターでノド割れの件を伝えてみてくださいね。
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